2018年7月9日週に実施したミートアップ/勉強会

==== 7月12日(木) 19:00~21:00 ====

海外ビジネス勉強会第四回 ~市場を分断する”4つの壁”とは!?ロシアとUAEを例に、グローバル市場をCAGEモデルでひも解く~

登壇者: 登壇者: 竹内 亜喜氏(ビジネスコンサルタント)
小田 奈緒美氏(海外マーケットリサーチャー)

今回の勉強会では、日系企業がまだなかなか入り込めていない未開の国である”ロシア”と”ドバイ”を例に取り、”CAGEモデル”で各市場を分析し、「”壁”を乗り越えてビジネスを成功させるためにはどうしたらいいか」を実例をもとにご講演いただきました!

【講演のポイント】​​
①CAGE要素とは
CAGE要素 (Culture, Administration, Geography, Economic) とは、パンカジュ・ゲマワットが提唱した、地域の固有性や他地域との隔たりを理解する際の枠組み。地域の特性や固有のもの等、国と国との差異を文化的・政治的・地理的・経済的の4つの側面から理解することでグローバル事業の戦略に役立てることができる。

②ロシアをCAGEモデルを用いて分析
文化面:実は親日的な国であり、科学技術大国である日本への信頼度が高い。経済面:高機能・高価格品が売れやすく、日本製品への信頼も高いと言える。 地理面:人口は暖かい西側地域に偏っており、マーケットも圧倒的に西部に集中している。経済面:人口減に直面しているため先進国と比べて極端に短い平均寿命の改善が急務であり、今後自動車産業とヘルスケア産業がさらなる成長を遂げると見込まれている。

③ドバイをCAGEモデルを用いて分析
文化面:厳格なイスラム教で知られている中東だが、ドバイの若者の間では世俗化も進行している。ただし個人差も大きいので、イスラム教の全体像を理解したうえで相手に合わせた配慮が必要。政治面:政府に権力と情報が集中する監視国家であり、それはDobai Nowというアプリの開発を始め、スマートシティ化の進展とともにますます強くなると考えられる。地理面:ドバイは実は石油資源に乏しく、2050年までに供給するエネルギーの75%を太陽光発電を軸としたクリーンエネルギーにする計画を立てている。中東全体で石油資源は外貨を稼ぐための手段として捉えられており、国内ではクリーンエネルギーに対する注目が高まっている。経済面:人種による職業差別がひどく、同じ職種・業種でも人種によって賃金が異なる。最低賃金の決まりはない。総括:中東だから、湾岸諸国だから、UAEだから、といって同じようにビジネス展開できると考えるのは危険であり、その土地の文化的・政治的・地理的・経済的な特徴について、できる限りたくさんの情報を収集し、その土地の固有性を理解したうえでビジネスを行うことが重要である。