UBiqube plcへの出資について | 株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ

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2017.5.9
出資

株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ

UBiqube plcへの出資について

 株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:中山俊樹)は、同社の運用するファンドを通じて、クラウド・オーケストレーション※1向けソフトウェアフレームワークの開発・販売を行うアイルランドのスタートアップ企業であるUBiqube plc(本社:アイルランド ダブリン市、CEO:Nabil Souli、略称:UBiqube社)に対して出資を実行しました。

・出資の背景
 UBiqube社は、ルータ、スイッチ等の通信デバイス、ファイアーウォール、IPS等のセキュリティデバイスおよびIoT等のIPデバイスといった複数ベンダの物理・仮想デバイスを運営するクラウド環境下において、デバイス毎に異なる設定・管理フローやインターフェースの差異を吸収し、統一的なユーザーインターフェースで異なる複数デバイスを同時に設定・管理することを可能にするソフトウェアを開発・販売しています。仮想化セキュリティ、SDx※2、ホワイトボックススイッチ※3、vCPE※4、vEPC※5、M2M/IoT等に対するマネージド・サービスを実現するための製品として導入が期待でき、現在、先駆的な通信事業者等への導入が進んでいます。
 既存顧客から高い評価を受ける同社の実績ある製品は、今後の適用市場の成長と販売パートナーとの連携に伴う事業拡大により、より一層の成長が期待できます。
 なお、同社製品は既にNTTセキュリティ・ジャパン株式会社で活用される等、NTTグループのクラウドビジネスやセキュリティビジネスに関する取り組みとの親和性が高く、これらの分野に対して新たな価値創造に貢献するものと期待しており、今回の出資に至ったものです。

※1 クラウド・オーケストレーション:
クラウドを構成するデバイスの設定や制御を自動化するソフトウェア技術

※2 SDx(Software-Defined Everything):
ハードウェアを仮想化技術を用いて抽象化し、ソフトウェアによって操作する考え方。プロセッサやメモリを含むサーバを仮想化するSDC(Software-Defined Compute)、ネットワーク領域を対象とするSDN(Software-Defined Network)、ストレージ領域を対象とするSDS(Software-Defined Storage)等を集約した呼称

※3 ホワイトボックススイッチ:
ネットワークOSやアプリケーションといったソフトウェアを自由に選択、開発できる汎用的なネットワーク用ハードウェア

※4 vCPE(Virtual Customer Premises Equipment):
個人や企業の宅内・構内に設置するネットワーク機能をネットワーク側から提供する仮想化サービス

※5 vEPC(Virtualized Evolved Packet Core):
通信事業者のネットワーク機能を仮想化基盤上で実現するNFV(Network Functions Virtualization)で、モバイル通信網のネットワーク機能の仮想化のこと

以上
本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ
TEL:050-9012-1900