NTTとソフトフロントの業務・資本提携について | 株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ

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2009.2.4
出資

日本電信電話株式会社
NTTインベストメント・パートナーズ株式会社
株式会社ソフトフロント

NTTとソフトフロントの業務・資本提携について

日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:三浦惺、以下NTT)および同社の100%子会社であるNTTインベストメント・パートナーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:渡邊大樹、以下NTT-IP)と、株式会社ソフトフロント(東京本社:東京都港区、代表取締役社長:阪口克彦、以下ソフトフロント)は、NGN(※1)を活用したアプリケーション開発を容易にするソフトウェア開発キット(以下SDK(※2))の開発や利用促進について業務提携することで、本日合意しました。あわせて、NTT-IPは、本業務提携の関係強化を目的として、ソフトフロントに対し、総額約99百万円の出資を行うことを、本日決定しました。

また、今後NTTは、次世代サービス共創フォーラム(以下本フォーラム)において、NGNを活用したアプリケーション開発者向けの支援施策を順次実施してまいります。

1.業務・資本提携について

NTTグループでは、本フォーラム等の活動を通じ、ベンチャー企業を含めたパートナー企業の皆さまとともに、NGN等を活用した新規サービスの開発・事業化を推進していますが、その一環として、今回の業務提携を行うこととしました。

ソフトフロントが、NGNのホームゲートウェイやUNI(※3)に対応する「NGN用SIP(※4)-SDK(以下SIP-SDK)」について本年5月を目途に開発・提供開始します。これにより、アプリケーション開発者の皆さまが、SIPを中心とした通信プロトコルや音声信号処理、メディア制御等の専門的な知識を必要とせず、音声通話やビデオ通話機能を搭載したアプリケーションを容易に開発して頂くことが可能となります。また、SIP-SDKについて、まずは本フォーラム参加者向けに6カ月程度の無償利用期間を設けることとともに、後述の本フォーラム開発コミュニティでSIP-SDKに関する情報提供や開発支援等を行うことで、アプリケーション開発者の皆さまによる開発を促進していきます。

NTT-IPは、同社が運用するファンド(NTTインベストメント・パートナーズファンド投資事業組合(※5))を通じて、ソフトフロントの第三者割当増資の引き受けにより、SIP-SDKの開発・商用化資金として、普通株式5,730株(同社の発行済み株式の6.22%に相当)を、2009年2月20日を払込日として、総額約99百万円で取得する予定です。

2.NGN向け開発支援施策について(別紙参照

今後、NTTは本フォーラムにおいて、開発者の皆さまのご意見・ご要望を伺いつつ、開発者の皆さまに向けた情報発信や情報交換の場を提供し、新たなサービス開発をさらに促進してまいります。

まず2月に本フォーラムにおいて開発コミュニティを設置し、具体的には、本フォーラムのホームページや、オフラインでのミーティングを通じて、SIP-SDK等に関する情報提供や、SIP-SDKの機能拡張に向けた検討を行うとともに、アプリケーションサービスの開発促進に向けた、開発者の皆さまの情報交換の場を提供してまいります。

※1
NGN:Next-Generation-Network
NTTグループでは、NTT東西が、2008年3月より、「フレッツ 光ネクスト」等のサービス名で提供中。

※2
SDK:Software Development Kit
アプリケーション開発に必要となるソフトウェア部品やマニュアル等のドキュメント、サンプルアプリケーションをセットにしたもの。

※3
UNI:User -Network Interface
ユーザ(端末機器)とネットワークを接続するためのインタフェース。

※4
SIP:Session Initiation Protocol
NGNや3G網で利用される、セッション制御プロトコル。

※5
NTTインベストメント・パートナーズファンド投資事業組合
情報通信関連分野において、今後成長が有望視される様々な技術・ノウハウを持つ国内外のベンチャー企業等への投資を目的とし、2008年3月に組成されております。

以上
本件に関するお問い合わせ先

日本電信電話株式会社 新ビジネス推進室
TEL: 03-5205-5122
NTTインベストメント・パートナーズ株式会社
TEL: 03-5205-2101
株式会社ソフトフロント 経営企画室 広報担当 中村
TEL: 03-3568-7007